去る3月12日、前週マニラより帰国されたばかりの越川和彦　前駐フィリピン特命全権大使をお招きし、「最近のフィリピン情勢と日比関係～任期を終えるにあたり～」と題した講演会を、青山のホテルアジア会館で開催しました。当日はこれまでと同様に会場参集とWeb聴講のハイブリッド方式とし、会場には約60名、Webからも30名近くの方々が参加登録されました。

本講演では、コロナ禍の最中の2020年11月末に赴任され、3年3ヶ月の任期を終えられ帰国されたばかりの越川大使より、ドゥテルテ政権終盤からマルコス政権の立ち上がりに現地で立ち会われたご経験を基に、現地情勢と日比関係についてご説明がありました。コロナ禍の行動制限のもとでの外交活動のご苦労など臨場感に溢れたお話を伺うことができました。

講演会後の立食懇親会は、翌々日に赴任される直前の遠藤 次期駐フィリピン大使にもご多忙にも拘わらず参加頂き、同大使の歓送を兼ねる形となりました。参加された会員の皆様は、越川大使、遠藤大使を交え、和やかなひと時を過ごされました。

講演内容は4月に発行予定の次号会報No.299に掲載しますので、そちらをご覧下さい。